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KOKIA∞AKIKO~balance~
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コキアの音楽には、いつもながら驚かされる。聞けば聞くほど良さが伝わってくる。いつまでも素晴らしい音楽を提供して下さい。
毎回アルバムの発表ごとに新たな驚きをみせてくれる歌手だが、今回もそれは健在だった。特に道化、Usaghi、ゲマトリア、星屑のヴォカリーズは、ポップスでここまでしっかり「声」を出せる歌手はいないのではないかと思う。
高貴な曲が多いが、気取った印象を全くみせないところが素晴らしい。
今後も大きな期待を持てる。
KOKIAの方向性は、今まで歩んできた道から微妙にずれてきている。
KOKIAのやりたい事に向かっているのか、それとも無意識のうちにずれてきているのかはわからないが、進み方がしっかりとしていて、自信に満ちているようにも見えるので間違った方向に向かってるわけではなさそうだ。
歌詞にしてもサウンドにしてもすごく壮大なこの作品は、まるで神様が人々を導いているような不思議な感覚にさせる。
しかし、いままでのKOKIAのイメージは「身近」「親しみやすい」「共感できる」。
今回の作品とは大きくかけ離れている。
以前からこの様な楽曲がチラホラ見受けられたが、今作でこんなにゴリ押ししてくるということは、確実に彼女の伝えたいことが変化してきたのだろう。
みなさんは「歌声」や「歌詞」のレビューをされている方が多いようなので、自分はサウンドについて思ったことを書いてみる。
独立してからのコンセプトアルバム等でも感じていたことだが、KOKIAのサウンドのこだわりには本当に頭が下がる。
とくに今回はもともとのアコースティックなサウンドにさらに透明感が増している。しかも何曲かは壮大であるにもかかわらず非常にシンプル。プレイの抑揚、強弱だけで非常にエモーショナルな空気をつくっているし、やはりなによりKOKIAの声がなんの拒絶反応もなくサウンドとまざりあっている。
メロディに関しては言いたいことがある。
時折1コーラスの最後や中間メロディが安易なものに偏っているものがある。
使い古されたメロディにはなんの面白みもないし輝きもないので、できればさらにもっと練ってほしかった。
音楽のジャンルのなかでポップスというのはジャズやクラシックのように進化をしないジャンルとは違う。ジャズ、クラシックのように進化をしないことの美しさではなく、ポップとして新しいメロディラインの開発をしてほしい。
KOKIAの楽曲は歌の鮮明さとサウンド、コーラスの完成度で薄れがちだが、メロディがとてもベタ。
これは初期からそうだが、サウンドや歌詞だけでなく、せっかく素晴らしい声をもっているのだからメロディにももっと練り上げられたものが欲しいとおもう。
クラシックの素養を持ち、ジャンルに囚われない幅の広い音作りを展開するシンガーソングライター。このアルバムから分かるのは、この人はむしろトラッド、アコースティックフォークなどにこそ思い入れがあるということ。時折挿入されるアコースティックギター、薄くかぶさったストリングスが冴える道化、ゲマトリア、infinityはオルタナ系の音作りではあるものの、全体を通してタイムレスな楽曲、歌い継がれるようなトラッドをこの人流に作ろうとしたことが伺える。音楽と書いて、音を楽しむと読むが、楽しむとは何もビートの効いたダンスサウンドでテンションを上げることだけを意味するのではないのだ。人にとって、少しでも日常を忘れさせてくれる安らぎを感じるのも楽しむということに他ならない。この人はそれが分かっている。
企画アルバムを除けば「The Voice」以来となるKOKIAの新作です。
世界屈指の透明度を持つ、ヨーロッパ圏で現在活動中の、日本が誇る実力者が今作で表現する世界は、まさに宇宙的広がりを見せる音世界です。「KOKIA∞AKIKO〜Blance」と「AKIKO∞KOKIA〜Blance」二枚でようやく完成される音世界は、KOKIAの音楽史上初の試みであると同時に、
今作のためだけにトレードマークであったロングヘアーをばっさり切り落とした言うあたりから今作にかけた本気さがどれほどのものかを察することができます。
言葉では到底表現できない、アーティスト(芸術家)としての表現力やノンジャンルのすばらしさも遺憾なく発揮されています。
LIVEのKOKIAと言われる所以である、Liveの場で
このような壮大な楽曲郡が今後どのように主張してくるのか、非常に楽しみです。
「KOKIA∞AKIKO〜Blance」
壮大なジャパニーズトラッドの音階と楽器で始まる「花宴」で壮大な幕が上がります。春の訪れの喜びと同時に別れの寂しさを表現した「うす桃色の季節」は涙を誘わせます。
「+sing」はKOKIAの代表曲「The Power of smile」「Dandelion」のように陽だまりのように優しい曲です。
癒し系KOKIAの世間のイメージを大きく脱線する「道化」と「Usaghi」は非常に力強く歌っています。「道化」は長年の封印から解き放たれた曲です。狂気にも似たアレンジと聞き手に訴えかける詞の世界は凄まじい破壊力です。
「Usaghi」は、恐ろしいほどの緊張感漂う情熱的な作品です、津波のごとく攻めてきます。KOKIAの新境地だと思います。
新しい決意の歌詞の素晴らしさと心をうつメロディが染み込んで、涙を誘わせる「夜明け〜rebirth」は、幻想的な曲です。
音楽の起源、言葉の起源を表現したような古代文明を彷彿とさせる神秘的な「ゲマトリア」は、耳ではなくDNAに訴えてくるような作品で、大きな謎を含んだ歌詞、知的な言葉遊びが斬新で衝撃的な傑作です。「調和〜oto」「Follow the nightingale」に並ぶ名曲と思います。
KOKIAの持てる才能全てでKOKIAという音楽を表現した大傑作「星屑のヴォカリーズ」は、KOKIA自身の大切な家族との永遠の別れの悲しみ、追悼の意が込めらています。今回のハイライトのひとつです。心して聴いてください。
全編Englishのみで歌われた「Life goes on」は、その歌詞のとおり「星屑のヴォカリーズ」に続く命の賛歌を歌った曲です。
アルバムに共通したテーマである、KOKIAはなぜ歌を歌うのか?というパーソナルな「戦火の花」は、地球上で起こっている悲しみを知って欲しいという想い、その悲しみと向き合う人たちの為に、歌を送ることしかできないと言うもどかしさが綴られています。ぎっしり魂が込められており、涙を誘わせます。
このアルバムでは一番J-POPよりのなじみがある「この胸の苦しみが愛おしいほどに生きて」では、優しいメロディーと、ストレートな歌詞が音楽の深みを増す曲です。
今回のアルバムのコンセプトになっている「INFINITY」で壮大な幕を閉じます。このまま「AKIKO∞KOKIA〜Blance」へとつながっていく様がわかります。同曲の別バージョンも収録されており、相乗効果を出しています。






